確率的な事象において、観察数を増やしていくことにより、個々あるいは少数の観察事例においては認められなかった秩序性や傾向性が見いだせることを数学的に裏付ける法則。
たとえば、脱退率が5%の場合に、100人で構成される集団では、その集団から脱退する者は、1年間に5人であったり、8人であったり、2人であったりする。その結果、脱退率は年により5%、8%、2%というように異なる。
ところが1万人で構成される集団では脱退率は540人、510人、470人というように、実際の脱退率が5%により近づくことが観察される。
このように、集団が大きいほど保険事故の発生を的確に予想することが可能となる。保険事業を円滑に運営するためには、将来の保険事故の発生を予想し、それに見合った保険料を設定する必要がある。この細からわかるように、大きい集団ほど充てした事業運営が期待できる。
【「保険と年金の動向」より】